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▼ つれづれなるままに
- カテゴリー:御題目口唱
ばたばたの週末週明けが過ぎ、晴天の火曜日。日曜日、尼崎の石井さんのご回向は、想いのこもった法要で心温まりました。ご主人の13回忌とご主人のご両親の27回忌。なんとお母様が10月に亡くなり、12月にお父様が亡くなったそうで、本当に大変な一年だったと伺いました。入院されていたお父様は、数日来、奥さんの顔を見ないので「(奥さんは)元気か」と、その時たまたまいた次男さん聞かれたそうです。すでに亡くなったことはお兄さんから伝えてもらうはずだったので、黙っているとお父さんが胸の前に手を合わせて「これか」ときき、頷いたそうです。すると、「そうか、つまらんな」と言っておられたといいます。
「つまらんな」この言葉の中に、ご夫婦の関係を見るようで深い言葉だなと思いました。なんか、すごく切ない気持ちになりました。
弔主のとし子さんは、終戦時にご主人家族が引き上げて来た時のお話をしてくださいました。69年前、ご家族は韓国ソウルあたりにおられたそうです。日本人は、勝利を最後まで信じていましたが、韓国の方の家には、すでに韓国旗が配られていて日本敗戦の通達がすでにされていたそうです。そして、8月15日ポツダム宣言受諾のラジオ放送が流れた瞬間、日本人以外の家には韓国旗が出され、日本人の財産は凍結没収されました。銀行では、ひとり1000円までの現金引き出しの制限がかけられ日本人が殺到したそうです。
引き上げる時には、無一文になるのでお金を切り刻んで服や靴などあらゆるところに隠して引き揚げ船に乗船したことなどをお話をしてくださいました。
ご本人の体験ではありませんが、貴重なお話を伺いました。
若くして嫁いで来られ、苦労もひとしおだったそうですが、ご両親、ご主人の節目にあたるご回向をお勤めになり万感極まる想いが伝わってきました。ご親戚も本当にたくさんいらっしゃって、家族の絆、暖かさを感じることができるご回向でした。
そして、日曜日は、97才の方のお通夜。長年苦労もされ、本当にコツコツとご信心をされてきた方のお通夜。亡くなるタイミング、一度息を引き取られながら息子さんたちを待つように、息を吹き返し家族、親族みんなに挨拶をして臨終を迎えられたのには、驚きました。里子さんの意志、ご法様のお守りを感じずには要られませんでした。
昨日は、昨日でその里子さんの葬儀の随行。合間を縫うようにミュージアムで進める子育て支援プロジェクトの会議。こちらも内容の濃い会議。28日の反省を踏まえて、子供向け、大人向け講座内容が具体的になってきました。まだまだ準備段階。課題もたくさんありますが、きっとご弘通の起爆剤になるはず。とにかく種まきのご奉公が続きます。
さあ、明日からは本庁のご奉公。宗会があり、本山高祖会があり、コレイアお導師の講演会がある。頭がごちゃごちゃになりますがしっかり整理してご奉公させていただこう。
- 2014年10月7日
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