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松本 現薫

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フィリピン支援活動1日目

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  • カテゴリー:御題目口唱

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 台風30号ハイエンで被災したフィリピンの支援活動1日目を終えました。妙深寺から兼子清顕師、堤清信師、小原旭くん、乗泉寺の青柳孝予さんと私の5人で26日早朝にマニラからパナイ島に入りました。マニラから黒柳彰明師が細かく御案内くださり、パナイ島では、河野彰国師、田原彰行師、黒柳ジャネットさんが出迎えてくださりました。

 支援活動で現地の方の手を煩わせたり、迷惑にならないようにするのが原則と教えられているんですが、かえってお手数をおかけして恐縮しました。

 

 空港から車で約2時間、パナイ島北部の被災地に向かいました。日本では台風被害の報道はレイテ島を中心にされているためその他の地域の現状がわからなかったんですが、レイテ島周辺に直撃した台風30号は、ネグロス島、パナイ島北部を横切る形で通過していたったということです。そのため同じパナイ島でも比較的南部に位置する中心街のイロイロという町は台風の被害を感じるものはまったくありませんでした。

 

現地に近づくにつれ、根こそぎ倒された木々や電信柱が目立つようになり、倒壊した家屋も多数みられ台風の大きさを実感しました。フィリピン政府は、5000人を超える犠牲者と伝えていますが、現地のお話を伺うといまだに被災の実態が把握できていないことがわかります。地元の方に聞くと、パナイ島北部に50人から100人の住民が生活していた小さな島は島ごと流されてしまい今は何もなく、全滅したのではないかといいます。地元の漁師の方は、網を引くと魚ではなく遺体を引き上げるため漁ができないと嘆いていたそうです。被災地とそうでない地域の差など7000を超えるフィリピンを直撃した自然災害の実態把握は非常に難しいことを知りました。

 

空港から現地に到着するとご信者家族が出迎えてくださり、一座の御看経をいただきました。御看経の後は、日本から持参した義捐金をフィリピン教区にお届けさせていただき、自己紹介をして早速作業開始。午前中は、ご信者5軒のお宅を中心に台風で倒れた木々の伐採と整理をさせていただきました。

 

午後からはご信者宅3軒のお宅で御助行をさせていただきました。家は竹材が多く使われていて屋根もトタンなどで作られ非常に簡素なつくりでご信者さんのお宅も例外ではありません。ご宝前も日本のようなお祀りの仕方はできるはずもありませんが、それぞれに工夫をされお敬いの志のこもったお祀りをされていました。

御助行は、フィリピン唯一のフィリピン人の御教務さんアバヨン彰橋師に御導師をしていただき、タガログ語で言上・御看経をさせていただきました。妙講一座もタガログ語バージョンが容易されていてご信者方も真剣に読み上げながら御看経をされている姿には、感動しました。

 

明日は、近隣地域へ支援物資を配給する予定です。その準備も整い、今日の活動を終えさせていただきました。現地のお話を聞くと支援活動や物資の配給などNPOやキリスト教系団体などがすでに活動を行っているそうです。佛立宗は、大きな団体でもなく、組織的、財的にも整備されているわけではありません。本来であれば、さらにご信者の被災した地域だけでなくより被害の大きかったところにも物資供給ができればいいのですが、なかなかそうはいきません。さらに地域間の関係が複雑に絡み合って配給ひとつをとってもやり方や打ち合わせを綿密にしておかなれば、善意や思いだけで行ってはかえって迷惑になることすらあるといいます。

こうしたことを彰国師、彰行師、そして黒柳彰明師と奥様のジャネットさんがこまかく調整して活動できることになり、ご信者方がいらっしゃる地域を中心に配給することとなりました。明日はいよいよ配給の活動です。

 

みな体調を整え、明日に備えます。

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