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松本 現薫

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おもかげ

  • カテゴリー:菩薩スタイル
40度に迫っていた時に比べると幾分ましですがまだまだ暑い京都。

今日は開導会を終えて初めての事務局幹部の会議がありました。開導会の反省も約40項目ほどご披露がありましたが、この開導会を起点にお寺をよりよくしていこうと感じる意見が多くありがたかったです。寺内参詣が予想よりも少なかったことは大いに反省しないといけません。一方でご信者さんではない近隣知人などが100余り参加くださったことは励みになりました。一過性のイベントにせずにまだまだこれから、がんばりましょう。

昨日はひさびさにミュージアムに行きました。暑さが少しましになったからでしょうか、来館の方もいらっしゃりありがたい限りです。夏休みを利用して親子でご来館くださる方もお見掛けします。小・中学生のみなさんもアンケートをしっかりと書いてくださり、こちらが感動をいただいています。

8月6日、9日までになんとかと思っていた追加展示がなかなかできずにいましたがようやく展示することができました。以前、京都佛立ミュージアム「トランクの中の日本~戦争、平和、そして仏教~」展にご来館くださった芦田さまから贈呈してくださった詩の展示です。

この詩を拝見した長松館長やスタッフ一同は、焼き場に立つ少年と小さな弟に寄り添った、心を打つ言葉に感動しました。長松館長はじめミュージアム一同で話し合い、展示させていただこうということになったのが、7月後半か8月の会議、、、バタバタしておりようやく展示させていただくことができました。

詩を声に出して読んだとき、自然と涙がこぼれたことを思い出します。それほど兄弟の心情に寄り添った、声やにおいを感じるような詩です。ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います。

大変申し訳ありませんが同ミュージアムは、8月14日~16日までお盆お休みをいただいております。8月15日、終戦記念日前は明日日曜日まで開館をしております。ぜひ足を運んでいただければと思います。

おもかげ
1.
兄は私のなきがらを負ぶいひもに背負い
一面のがれきの中を
裸足の足のまま焼き場まで歩いてきた

私のからだが火床に置かれ
肉のかたまりが焼ける脂のはぜる音が
兄の耳を鋭くとらえたとき
兄は私に向かい
何かをこらえるように顔を上げ
気をつけ  の体勢で天に応えた

あまりに小さな私のからだは一瞬に熔け
あとかたもなく消え落ちた

逃れられない災厄の連鎖が
破壊と荒廃を繰り返しもたらし
天地はただ
たえ間ない絶望の堆積で形成されていた

あの日
骸となり灰となった私は
焼き付けられた記録として
そのおもかげを
兄とともにこの世に残された


2.
にいさん
ぼくたちは なぜ生まれてきたんだろう
地獄を見るために 戦禍にまみれるために
生まれてきたんじゃない
にんげんとして生きるため
自分らしく成長するため
この世に生を受けたのです

それでも ぼくはこのみじかい命脈が
にいさんと共にあったことを誇りに思います
その生涯が 悲惨で哀れであればあるほど
にいさんの思いがぼくの中であふれます
ぼくは にいさんのおとうとに生まれて
ほんとうに しあわせでした
あの一瞬に残されたぼくたちのおもかげが
それを伝え 語るのです
もう二度と誰にも消させない
明日のいのちの 寄る辺となるのです

ージョー・オダネル「トランクの中の日本」焼き場にて、長崎ー






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